BIRDER5月号の見どころ

特集【ヤイロチョウとブッポウソウ】

ヤイロチョウ・ブッポウソウ図鑑&観察ガイド

5月号を製作中、ヤイロチョウとブッポウソウは原寸イメージを載せたいと最初から考えていました。編集用に届いたお写真を見て、きれいに原寸イメージを測れそうな写真を選び、計測値を見ながらいそいそと写真のサイズを当てていったら……ヤイロチョウ、なんか大きくないか？と気が付きました。ブッポウソウは最初からギリギリになるだろうとは思っていたのですが、ヤイロチョウの大きさの衝撃たるや……。なんとなく、小鳥サイズだと思い込んでいたのです。あまりにも衝撃的で、おもわず表紙も原寸イメージに近いサイズで配置してしまいました! 
原寸大も見どころですが、最新知見に基づいた詳細な生態解説や、ヤイロチョウやブッポウソウに悪影響が少ない観察方法の考え方など、役立つ情報も満載です。

彩鳥どり 世界のヤイロチョウ図鑑

皆さんは、世界にヤイロチョウの仲間は何種類いるとされているかご存じでしょうか？正解は約50種です！日本で見られる種ヤイロチョウもカラフルで美しいですが、世界にすむヤイロチョウの仲間の中には腹部が一面真っ赤な種やしま模様をしている種、深い青色や黄色など日本のヤイロチョウはにはない色合いをもつ種など、種ヤイロチョウとはまったく異なるユニークな模様かつ美しい種がたくさんいます。本稿ではその中から、厳選した23種をPitta chaser（ヤイロチョウ追跡者）である松村伸夫氏による美しい写真とともに紹介します。生息地もあわせて紹介しているので、世界のヤイロチョウを見たい人はぜひ旅先の参考にしてみてください。

連載などの見どころ

BIRDER GRAPHICS 初夏の韓国探鳥紀行

日本のお隣の国、韓国。東京からだと飛行機で約3時間と、国内とさほど変わらない時間で行き来することができる国です。そんな韓国は、日本では珍鳥とされる種が多く生息・繁殖していたり、春の渡りではたくさんの鳥たちが通過したりと、実はかなりの探鳥ホットスポットなのです。今回は韓国で見られる鳥の中から初夏に見られる渡り鳥と夏鳥の一部を、野鳥写真家の戸塚 学氏による美しい写真とともに紹介します。最後のページには韓国のおすすめ探鳥地も掲載しているので、韓国で探鳥をしてみたい人は要チェックです。

ゆるトリ雑学

今回のような原寸大の記事や表紙が作れるのは、きちんと決まった計測方法で大きさが測られているからです。その測り方をわかりやすく解説しました！なんと、カラスとサンコウチョウは全長はたったの5cm差ですが、体格を見ると大きく違います。それは、尾羽から嘴までを含めて測っているせい。尾羽が長い鳥は、全長が同じでも体は小柄だとイメージと違った！なんてこともしばしば起こってしまうのです。ゆるトリ雑学では、こうした「知っているようで知らない鳥の豆知識」を毎号紹介しています。モノクロページですが、お見逃しなく！

BIRDER2025年5月号特集目次

●森の宝石たち（一日一種）
●ヤイロチョウ図鑑&観察ガイド（中村滝男、吉川貴臣、中西和夫、渡部 孝）
●ブッポウソウ図鑑&観察ガイド（飯田知彦、坂根憲昭）
●彩鳥どり 世界のヤイロチョウ図鑑（松村伸夫）
●希少鳥保護，これまでとこれから
①ヤイロチョウ（中村滝男）
②ブッポウソウ（飯田知彦、漆本孝博）
●GPSでブッポウソウの渡りに迫る！（飯田知彦）
●知られざるヤイロチョウの生態 調査員の観察ノートより（平田智法）

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